晴れ、時々スコールと読書

ホームスクーリングのこと

ホームスクーリング3年目。

とはいえ、わが家の子供たちはみな、幼稚園や保育園などにも通わずにきているので

長女に関しては、9年間基本的にずっと家庭で見てきていることになる。

そんな彼らとの過ごし方も、もうだいぶ慣れてきたというか、家で過ごすリズムのようなものが、ある程度できてきているように感じています。

毎朝、その日にやりたいことを子供たち一人一人に必ず尋ねる時間を作っています。

絵を描きたい、海へ行きたい、お菓子を作りたい、など

一人一人それぞれの気持ちを一度、口に出して教えてもらいます。

何ともないようなことにも思えますが、実はとっても大切なことだと感じています。

いつでも、自分たちの感じていることややりたいことを、彼ら自身が感じて、それを言語化していくプロセスは、

自分で考えて行動する、ということのスタート地点のようなものです。

それは人の声ではなく、自分の心の声をきちんと聞く力を養います。

誰かから与えられるのではく、自らが自発的に考え行動できることが、私は子供の成長において最も重要なことと考えているからです。

朝のミーティングを終え、話し合いの結果・・・

今日は図書館へ行くことに決まりました(^^♪

この話し合いで、意見が分かれぶつかることもあれば、意見がすんなりとまとまることもあり

小さいながらにコミュニケーションを自然に学んでいるから、見ていてなんだか面白いです♪

オーシャンビューな図書館

私たちの暮らしている村の図書館は、何といっても、眺めが最高!

ずらりと並ぶ本棚の奥に広がっている、エメラルドブルーの海・・・

本を探そうと思いながらも、ついつい、その美しさに毎回見とれてしまいます。

お姉ちゃんとお兄ちゃんは、すぐに自分の好きな本を探し始めます。

しかし、今まさに暴れん坊の3歳児を連れての図書館はまさに戦場のような状態。

あっちこっちに勝手に走り回ってすぐに姿を消すし、よく分からない本をあちこちから持ってくるし、気に入らないことがあれば床に転がって泣きだす始末。

平日の午前中、窓辺の机で海を眺めながら、読書や勉強をしている人たちを、少しだけ(本当はかなり、笑)羨ましく思いながらも、怪獣捕獲に大忙しな私なのでした。

静かにゆったりと図書館を楽しめるには、もう少し時間が必要そうです・・・(笑)

潜在意識に選んでもらう

そんな状態なので、ゆっくり本を吟味することはできません。

なので、飾ってある本の表紙やタイトルで、ピンときたものを、貸し出しカゴに入れていくのです(笑)

でもこれが、私のなかの潜在意識が勝手に選んでくれるので、なかなか明確なものをチョイスしてくれいたりするから面白いのです。

つまり顕在意識があれこれ考える前に、潜在意識が勝手に選別をしてくれているということですね☆彡

基本的に私は直感を大事に生きている人間なので、その直感に素直に従ってみるのは、自分の気づかぬ内側を見れることもあり面白いですね。

家に帰ってじっくり眺めてみると、「銭湯は、小さな美術館」

なぜ、私の潜在意識はこの本を選んだのだろうか?(笑)

日本中の銭湯に描かれている絵やオブジェをアートという視点から一冊の本にまとめているもの。

銭湯は、小さな美術館

作者は南フランス出身のステファニー・コロインさんという女性の方。

日本留学中に銭湯に出会い、その魅力に魅せられ、銭湯大使として、その魅力を世界に発信しているそうです。

単にお風呂という枠を越え、銭湯という文化をひとつのアートとして、紹介している面白い作品です。

実は私は東京の下町の生まれで、私自身子供の頃には、家にお風呂がなく、夜になると家族みんなで、桶を持って、銭湯へ出かけて行きました。

そこで、いつも髪の毛を乾かしていたこの機械も、とっても懐かしいです。

すごい勢いで髪の毛が巻き上げられるため、終わったころには、ものすごく絡まっていたのを、よく覚えています(笑)

そして、銭湯といえば決まったように描かれていた富士山の絵。

この本にでてくるのは、思わず胸がきゅんとなるような物語のようなものも・・・

まるで絵本の挿絵のよう。

人魚やイルカたちも☆彡

おそらく現代、日本中から姿を消しつつある銭湯。

私自身、子供の頃に過ごした銭湯での思い出、匂いやそこに響く音など、今でもこうして鮮明に覚えているというのは、それだけ、暮らしのなかで大切な場所、大好きな場所だったのだな~と、しみじみと感じました。

いつも会うおばさんや、番頭さん、お風呂上がりの瓶のコーヒー牛乳、隣の男湯にいるお兄ちゃんとの会話、走って滑って転んだこと・・・

銭湯で売っている小さいサイズのシャンプーの蓋を、鼻の穴に入れ、取れなくなって大事件になった兄・・・(今でも笑い話になってるほど。)

体中がホカホカになって帰った冬の帰り道。

銭湯、それは私にとって、いつも温かく、小さいながらにも、嬉しいことも悲しいことも、ぜんぶ洗い流してくれる、大きなお風呂だったな。

ふと、私をタイムスリップさせてくれた一冊でした。

スコールは突然に

さっきまでお日様がキラキラしていたと思ったら、図書館をでた瞬間に、沖縄ではよくあるスコールのような雨。

急いで車に乗り込み、今日借りてきた本を開く子供たち。

雨音を聞きながら、本を読む。

珍しく末っ子のチビも、静かに絵本をめくっている。

少しだけ、遠回りをしてドライブをして帰ろう。

本は、思い思いのそれぞれの世界に連れて行ってくれる。同じ空間にいるのに、それぞれの世界を楽しんでいる子供たち。

私は雨が止むまで、ドライブを楽しんで帰ったのでした。

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