フリースクールの日

学校へはいかない選択

今日は久しぶりに子供たちがフリースクールへ出かけて行きました。

写真はみんなで薪で火を起こし、お外でご飯を炊いている様子です。

薪集めから薪をくべ、火を起こしまですべて子供たち自身が行い、お釜で炊いたご飯とお味噌汁をみんなで食べました。

わが家はホームスクーリングとフリースクールを併用しているので、家で過ごしたい時には家で、何か興味があることがあったり、お友達と遊びたい時にはフリースクールへ行ったりしています。

基本的には行くか行かないかは、すべて子供たち自身に決めてもらっています。

フリースクールってどんなところ?

学校や方針により本当に様々です。

色々なフリースクールを見てきましたが、ここではわが家の子供たちが通っている学校についてお話ししますね。

わが家の子供たちの通っているフリースクールでは、幼児部と小学部が同じ敷地の建物にあり、3歳から12歳までの子供たちは共に過ごしています。

いわゆる学校というイメージとはだいぶかけ離れていて、沖縄の赤瓦の木造の古民家を使った校舎、というかお家です(笑)

教室も仕切りもないので同じ空間に、様々な年齢の子供たちが混ざり合い、入り乱れて遊んでいる様子は、沖縄方言でいえば、まさにチャンプルー状態(笑)

時に小学生のお兄さんお姉さんに混ざり、小さな幼児さんが一緒に遊んでいたり、年上の子が小さな子に自然と手を差し伸べる光景、ごくごく自然な風景を見ていると、安易に大人たちは子供を年齢ごとの区分に収めようとしなくて良いのだな、とそんな風に感じます。

彼らは一日、思い思いに自分たちのやりたいことをして、学校で過ごしています。

それって学校なの?

学校といっても、お教室もなければ、勉強を教える先生もいない、授業も宿題も、もちろんテストもありません。

じゃあ、学校ではないのでは?

と感じる方もいるかも知れません。

でも彼らは一番大切なことを教えてもらい、学んでいます。

では一体何を学んでいるの?

それは、自主性です。

ここでは誰かに、「これをやりなさい」「あれをやりなさい」と言われることはありません。

子供たちはその日の朝、今日のやりたいことを一人一人尋ねられ、子供たちは自分の気持ちをスタッフや周りのみんなに伝え、行動へ移します。

実はこの自主性を育てることって、本当に難しく、今の大人の人のなかでも、自分から何をやったら良いのか分からない人、誰かに言われないと行動できない人って多いのではないかな~

自分自身が自分の中にある`やりたい気持ち‘を見つける→行動する

このプロセスを毎日繰り返すことで、彼らは主体は自分にあることを体感し日々学んでいます。

とてもシンプルだけど、とても大事なことなんだ

あなたは、あなたのままでいいんだよ

もうひとつ、とっても大切な学び、

それは、`あなたは、あなたのままでいいんだよ‘と教えてくれることです。

周りにいる大人やスタッフは、必ず子供たちの話に耳を傾け聞いてくれます。

そして頭ごなしに怒ったり、無視したり、指示を出したり、そのような対応を決してすることはありません。

一人一人が存在を認められ、話を聞いてもらえることで、彼らは自分自身を認めてあげられるようになります。

そして自分が認められるということは、自分と違った個性を持った他者も、同じように認めてあげられるようになります。

この世界は彩りどりな個性で織り成されています。

自分と違ったものを攻撃するのではなく、相手の個性を認められる人が増えたら世界はもとより良いものとなるのではないでしょうか。

私も子育てのなかで、自己肯定感を育ててあげることは

本当にとても大切なことだと感じています。

まとめ

今日はわが家の子供たちが通っているフリースクールのことについて、少しだけ書いてみました。

フリースクールって一体どんなところなのかな~?

というのが少しだけでも伝わってくれたら嬉しいです。

まだまだフリースクールやホームスクールというのは日本では馴染みの薄いものですが、少しずつ認知が変わり、日本中、世界中にもっと自由で豊かな教育、学校が出来てくれたら嬉しいと思います。

今後もちょくちょく書いていきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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