シャタバリの効能

アーユルヴェーダのこと

インド、アーユルヴェーダのなかでも、とても優れた効能で知られているハーブ

「シャタバリ」

私も、体調などに応じて、サプリメントで摂ることで、自分自身の心身のコンディションを整えています。

そんな私自身が恩恵を受けている「シャタバリ」について今日はまとめてみたいと思います。

シャタバリ

シャタバリとは

シャタバリはアスパラガスラセモス(Asparagus racemosus / 野生アスパラガス)とも呼ばれ

アスパラガスの仲間で、アダプトゲン系のハーブとも言われています。

アダプトゲンハーブとは、人の肉体的・精神的なストレスを和らげる作用が期待されているハーブのことをいいます。

その姿は、繊細で優雅な茎や枝、細い針状の葉、繊細な花など・・・

とても美しい植物で、数千年前からアーユルヴェーダでは薬草として人々を助けてきました。

シャタバリの持つハーブの力は、濃いクリーム色の塊状の根にたくさんあります。

シャタバリの名前のルーツはこの根の形状にあります。

その意味は「下に100の植物を持つ」というものです。

またインドでは、他の別名も良く知られていて、それは「100人の夫を持つ女性」というものです。

これは、女性がシャタバリを取ることで、その女性の情熱とスタミナに100人の夫が必要だという意味(笑)

まあこれは、笑い話のような例えですが・・・

実際に私のインドのドクターも同じようなことを言っていたので、インドでは有名な例え話なのでしょう(*‘∀‘)

つまり、シャタバリは大昔から強壮剤としても、その効能が認められてきたという証明でもあります。

このようにシャタバリの根は特に女性の生殖組織に役立つことがとても有名なハーブなのです。

ようは、とっても馬力のでるパワーの源のような存在です!

シャタバリの効能

女性器系のトラブル改善

シャタバリは、健康な月経周期をサポートし、平穏に閉経に移行するのを助け、妊娠、出産、授乳中に母乳の分泌を促すことに役立ちます。

実際にシャタバリがホルモン不均衡や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの症状を改善する可能性や

更年期症状に対する薬草の影響を試験した研究では、

117人の女性がシャタバリと他の3種のハーブを12週間服用した後、目の疲れや夜間の汗の減少したなど

シャタバリを含むハーブの組み合わせが閉経の症状を軽減する可能性があるとの症例報告もあるそうです。

また女性ホルモン、母乳(授乳中の母親)の健康的な生産を支え、女性の生殖器系を若返らせ、肌の状態を改善する効果も期待されています。

私は授乳中にシャタバリを飲んでいたこともあり、母乳の出はとっても良好でした♡

でも、妊娠中または授乳中にシャタバリを取り入れる場合、必ず医師に相談してくださいね!

血糖コントロールへの効果

2007年に行われた研究によると、シャタバリには血糖をコントロールする効能の報告がされました。

この研究によると、正確な作用機序は不明であるものの、シャタバリに含まれる化合物が、インスリン産生を促進する可能性が指摘されています。

今後も研究によっては、シャタバリによる糖尿病に対する新薬の開発につながる可能性もあるかも知れませんね!

抗酸化作用

シャタバリは、抗酸化作用を持つ化合物であるサポニンを多く含んでいます。

抗酸化物質は、細胞への障害を防、様々な病気の原因となる酸化ストレスも軽減するとされています。

2004年に行われた研究では、ラセモフラン(Racemofuran)と呼ばれる新しい抗酸化物質がシャタバリの根から見つかりました。

その他にも、すでに知られている、アスパラガミンAとラセモソールという抗酸化物質も、シャタバリには含まれることが報告されています。

消化器系への効果

シャタバリは、消化器系においては胃の粘膜を冷やし、鎮静し、保護し、過剰な熱と酸から腸を助けます。

2005年から始まったラットを使った研究では、シャタバリが下痢の症状を緩和することを示し、

ラットの食道や胃の潰瘍を治療し、ヒトの潰瘍を治療するためにしばしば使用される薬物ラニチジンと同じくらい効果が得られると証明されています。

抗炎症作用

シャタバリから見つかった新しい抗酸化物質であるラセモフランは、抗炎症作用もあることが知られています。

このことから、また新たなシャタバリの活用方法が見つかりそうですね!

免疫力を上げる

シャタバリは、アーユルベーダの中では免疫を高める目的でも使用されています。

2004年の研究では、シャタバリの根の抽出液で治療された動物において、治療を受けなかった動物よりも、百日咳菌に感染した場合の抗体の産生が増加したと報告されています。

治療された動物では回復も早く、全体的な健康状態も向上したとされています。

これらの結果を踏まえて、シャタバリの免疫反応の改善効果が期待されています。

呼吸器系への効果

シャタバリは呼吸器系にも作用し、呼吸器系の水分を増やし、余分な熱を緩和することで咳を鎮める効果もあります。

2000年の研究では、シャタバリ根の抽出物が、咳止め薬として処方されるコデインリン酸と同様に働いて、マウスの咳を和らげるのに有効であることを示しています。

シャタバリ根のジュースは、現在もインドでは咳の治療薬として広く使用されています。

精神への作用

シャタバリのサプリメントは古くから不安とうつ病などの症状にも使われてきました。

このようなサポートをしてくれることから、シャタバリは愛と献身を助けるとさえ言われているそうです♡

2014年の研究報告には、シャタバリが、ラットとヒトの両方の不安に関与するセロトニンおよびガンマアミノ酪酸系と相互作用することによって、不安を軽減すると述べられています。

2009年に発表された研究では、シャタバリ抽出物がラットにおいて抗うつ効果を有することも示唆されました。

実は私も体力的に元気のないときはもちろんですが、精神的に前向きになれないときや不安な時などにもシャタバリを飲むようにしています(^^♪

若返り

シャタバリには、インドでも若返りのハーブとしても良く知られています。

それは天然のハーブに由来する、加齢抑制効果があるからです。

2015年に行われた研究では、シャタバリの根に含まれるサポニンが、シワの原因となるフリーラジカルによる皮膚へのダメージを軽減したとしています。

シャタバリはまた、皮膚のハリの元となる、コラーゲンの分解を抑制する効果も期待されています♡

アーユルヴェーダでいう若返りには、心を健やかに、肉体を若々しく保つことで、より健康になるという医学として観点が含まれています。

安全性と副作用

基本的にアーユルベーダ医学の中でシャタバリは、

「長期使用も安全で、妊娠中や授乳中であっても安全に使用できる」と推奨されています。

しかし、副作用に対しては、科学的なデータは限られているのが現状です。

妊娠もしくは授乳中の方は、シャタバリを含むサプリメントの使用は、必ず医師の相談をしてから使用をしてください。

とはいえ、私のアーユルヴェーダの先生やドクターもその効能を高く評価し、信頼したうえで、私にも勧めてくれました。

私もその効果の恩恵を受け、それらを実感しています(^^♪

素晴らしきハーブです♡

あと、特定の人には、シャタバリの摂取によるアレルギー反応の報告例があります。

アスパラガスにアレルギーのある方では、このシャタバリの使用は避けた方が良さそうです。

サプリメントの摂取後に、喘息症状の悪化や、アレルギー反応の症状などがある場合には、医療機関へ受診しましょう。

考えられるアレルギー症状

  • 皮疹
  • 頻脈
  • 目の痒み
  • 皮膚の痒み
  • 呼吸困難感

まとめ

シャタバリは、数千年前からアーユルベーダ医学の中で使用されてきました。

しかし、現時点では病気への治療薬として、科学的な研究は十分にはなされていないのが現状です。

そうは言っても、先ほど書いたように、私のアーユルヴェーダの先生も言っておりましたが、

自然のハーブであり少量であれば摂取するのは安全ですし、私のようにシャタバリが側にあってくれて本当に良かった~( ;∀;)

とあなたの暮らしのなかで、大切なサポートとなってくれるかも知れません。

実際に体調の大きな変化や、精神的な向上など、私をいつも前向きに導いてくれ元気にサポートしてくれる

今やなくてはならない、暮らしの薬草のひとつです♡

ちなみに私が日頃お世話になっているサプリメントは

オーガニックインディアのシャタバリ

シャタバリをそのままに粉末にしたものでハーブをそのまま粉にして作られています。

オーガニックインディアのサプリメントは、添加物不使用、植物性カプセルを使用。

ベジタリアンの方もそのまま摂ることができます。

添加物、保存料、着色料、結合剤、充填剤は一切使用していない安心素材のことも嬉しいですね☆彡

オーガニック認証のこちらもオススメです♡


PARADISE HERBS社 オーガニック シャタバリ 60ベジカプセル

今日は私のおすすめハーブとして「シャタバリ」をご紹介してみました(*‘∀‘)

アーユルヴェーダのハーブはたくさん勉強して、色々と試してきましたが

なかでもオススメなもの、私が日々の暮らしで使っていて効果が感じられるもの

日々の生活でも取り入れ方などをご紹介しています。

また、薬草シリーズも書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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