現在、わが家には9歳、6歳、3歳の子供たちがいますが、3人とも保育園や幼稚園へは行かず、いわゆる自主保育をしながら子育てをしてきました&現在もしています☆彡
現在9歳の長女は、そのままホームスクーリングへ移行しています。
来年、小学校の年齢に達する長男も、”小学校へは行かない”と宣言をしているので、彼もそのままホームスクーリングへなりそうです(^^♪
末っ子も今のところ「家にいたい」と言っているので、幼稚園などへ通う予定はありません。
そんなわが家ですが、長女がそれ相応の年齢になったときには、”そろそろ幼稚園へ行かなくちゃなぁ”とか”行かせた方が良いのかなぁ”とか考えた時期もありました。
当時、わが家は自宅でヴィーガンレストランを営んでいたので、
子供を保育園や幼稚園へ預けたらもっとお店に集中できるし、
自分の時間なんかもあったら嬉しいな~という、親の都合という側面もありました。
娘が3歳になるまでは、おんぶ紐で背負いながら、時には授乳をし、時にはお店の片隅でお昼寝をさせながらも、お店を続けてきました。
食堂の中では,うろうろする娘やおんぶされる娘を見て、人生の先輩でもあるお客さん達からは、”昔はみんなこうして商売してたものよ~”なんて、よく励ましてもらったことを覚えています(^^)
子供を預けるか、仕事をしながら家でみるのか・・・
迷いを経て、そして現在でも迷いながらも今に至っています。
そんなわが家が、”幼稚園には行かない”選択を続けた経緯と、”子供たちの気持ち”と”親の気持ち”を書いてみたいと思います。
幼稚園って行くものなの?
自宅でレストランを営みながら、3歳までは娘をお店で見ながら仕事を続けてきました。
そろそろ幼稚園や保育園に行く頃なのかな~と漠然と考えはじめ、近所の幼稚園へ見学へ行くことにしました。
“できるだけ自然なところがいいな~”など私の希望を含めて、色々と調べてみては、良さそうな園があると娘と共に見学へ行ってみました。
3歳とはいえ、とても意思のはっきりとした娘は、どこへ見学へ行っても、
「絶対に行きたくない!」「かおちゃん(母)と一緒に家にいたい!」
という自分の気持ちを、とても強く明確に伝えてくれたことは今でもよく覚えています。
「泣いてもわめいても、無理やり置いてきてしまえばいいよ」
「はじめはみんな泣くけど、そのうち慣れるものだよ」
そんな周りの意見を色々聞いてはみたものの・・・・
私にはどうしても「嫌だ!」を伝えている娘を無視して幼稚園へ入れる気持ちにはなれない。
この私の思いだけは、娘の気持ちと同じようにハッキリと明確なものでした。
幼稚園は通うもの・・・
幼稚園、小学校、中学校・・・何の疑問も抱くことなく、その社会の常識のレールの上を歩いてきた私にとって
子供が幼稚園に通うことは、ごくごく自然で当たり前のことのように思ってきました。
でも、本当にそうなのかな?
その頃から、なんとなく私の頭のなかに沸いてきた思いでもありました。
それは、何となく私の直感のような自分自身への問いかけだったように思います。
当たり前だと思っていることを疑問に思ってみることって、とっても大事なこと!
屋久島での出会い
娘が3歳になったころ、下の子が生まれました。
産休のためにお店をお休みすることになり、その期間にしばらくの間、屋久島で暮らすことになりました。
その屋久島で私は、実に様々な意識をもった人たちと出会い、そこで私の”学校”や”教育”に対する考え方も大きく変化することとなりました。
ここでの出会いがなければ、今の私の子育てに対する考え方は大きく変わっていたかと思います♪
ホームスクーリングは身近なもの
屋久島での生活で、私がまず驚いたことは、保育園や幼稚園へ通っていない家庭はもちろんのこと
小学校や中学校へ通っていない、いわゆるホームスクーリングをしている人たちがとても身近に沢山いるということでした。
私は、日常でそんな人たちと一緒に過ごしながら、”学校”や”教育”に対する、その思いや意識を直接聞いているうちに、
今までの私自身がもっていた”学校”や”教育”に対する考え方が、叩き崩されるような感覚を受けたのでした。
行くのも行かないもの自然なこと
“学校へ行くことが自然”という考え方から見ると、学校へ行かないことは普通ではないことに思えるかも知れません。
特に今の教育では、学校は義務教育の一環であり、親が子供を学校へ通わせることは、まるで義務のように考えられています。
だから、その決まり事から外れてしまうことを、極端に恐れたり、間違っていることに感じてしまったりします。
けれど、外側の枠や社会の常識のようなものは、いうならば真ん中のガイドラインのようなものなのかも知れません。
そのラインぴったりに歩ける子がいれば、そうでない子もいるし、そのスピードも速い子もいれば、ゆっくりな子もいる。
それは本来、とても自然で当たり前のことですよね(^^)
その自然で当たり前な子供のたちの成長を受け入れてあげて、共に歩んであげられたら・・・
そう思えたとき、私のなかでスッと霧が晴れていくような感覚でした。
行くも行かないも、どちらもとても自然な選択ですよね♪
むしろ全てがひとつのライン上に一列に整列していることの方が不自然なのかも知れません。
その頃に出会った、”森のよううちえん”や”フリースクール”の考え方や過ごし方は、今のわが家のホームスクーリングの基盤となっています。
それはまた今度ゆっくりと書いてみたいと思いますね(^^♪
覚悟を決める
引き続き「幼稚園には行きたくない」という強い意志をもった娘は5歳になり
なぜだか、その思いは断固たるものへ変わっていきました・・・(笑)
彼女が行きたいと思った時に・・・と考えてはいたものの、その気配がどんどん薄れていく現実。
私は若干の不安を抱きつつも、この頃から
「よっしゃ!とことん彼女の思うようにさせてあげよう!」
と、私のなかでも、どっしりと覚悟が決まったような、この頃からそんな感覚が生まれはじめたのでした。
とことん付き合ってやるぜ~!という意地のようなものもあったかも(笑)
そして沖縄へ・・・
結局、屋久島での暮らしを経て、お父さんの新たな仕事の関係もあり
私たちは拠点を沖縄へ移すことになりました。
島での暮らしは、のんびりとしていたので、子供たちとの時間を楽しみながら、毎日を過ごしていました。
働き方を変える
お店を再開させたいな~と漠然とした思いはあったものの、子供たちをふたり見ながらはなかなか難しい。
色々と試行錯誤を繰り返しながら、インターネットでの通信販売をメインに、日中は子供たちとの時間へあて、夜は制作と発送の業務をするという自身の仕事スタイルを変化させていきました。
もちろん、子供たちを預ければ、自分の好きなことや仕事は思う存分にできるけれど・・・
何を一番大切にしたいのか、それを考えたときに
私の心にある答えは、揺るぎがなく決まっていたから
自分自身のやるべきことにあまり迷いはありませんでした。
今は、「子供たちのやりたいことを優先したい」
それが私のなかの大事にしたいことだったから。
私は基本的に「今何を一番したいか」そこから物事を組み立てて、今やるべきことを考えていくようにしています(^^♪
フリースクールとの出会い
娘が6歳を迎え、そろそろ小学校を意識はじめたころ、
さりげなく私は「小学校へ行ってみたい?」と聞いてみると
当然のように答えは「全然行きたくない」
何となく予想はしていた答えではあったけれどね(笑)
もちろんホームスクーリングを視野に入れてはいたものの
彼女のなにか新しいステップのきっかけになってくれたらいいなぁという思いもあり、フリースクールの見学へ誘ってみました。
彼女に話すと「見学だけなら」と、意外にもすんなりと受け入れてくれたのでした(^^♪
当日、私たち親も一緒に参加する一日体験がはじまると・・・
今まで、自分から私たちの側から離れようとしなかった娘が、スッと私たちから離れ、同年代の子供たちに混ざって、遊びはじめたのでした。
その時、私は「あ~この時は自然にやってきたのだな~」と
心の底から感じたのでした。
小鳥が飛び方を教わらずとも、自ら巣を飛び立つように、す~っと、とても自然に立ち上がり、走っていったわが子を見ながら
「あ~待っていてあげて、本当に良かった・・・」
沸きあがるその思いが私をぎゅっと包み込みました。
一緒に過ごしてきた6年間はこのための充電期間だったんだな~って思ったよ☆彡
子供は勝手に育っていく
子供たちは、生まれながらに、それぞれがそれぞれに、素晴らしく、そしてパーフェクトな存在です。
様々な個性と性格、そして皆それぞれの速度で、一歩一歩、自らの道を歩んでいます。
それらを一つの箱や、狭いスペースに無理やり収めようとすることは、
ときに彼らを苦しめてしまうことがあるのかも知れません。
彼らは、彼らのペースで、必要なものを必要な時に求め、自分たちのスピードで成長していくのだな~と
子供たちを見ていると、私はそのように感じます。
大人は子供たちの成長に寄り添い、急かすことなく、ありのままの彼らの成長を見守ることができたら
彼らは勝手に成長していくのでしょうね(*’▽’)
子供たちひとりひとりの個性を大切にできる教育であって欲しいな・・・
まとめ
今日は、わが家の”幼稚園へ行かない選択”への経緯などを書いてみました。
長女は現在9歳で、ホームスクーリングをメインに、週に1.2回、フリースクールを利用しながら、自由にその日の気分で選んで過ごしています。
自分の時間も大切にしながらも、友達と遊びたい時や、何か楽しい行事がある時には、フリースクールへ行ったりして、自分自身で毎日を楽しんでいます。私が羨ましいくらい(*‘∀‘)
弟は来年、小学校の年齢となりますが、「学校へは絶対に行かない!」と宣言をしているので、この子の巣立ちものんびり待とうと思っています(笑)
末っ子に関しても、本人の気持ち次第でこちらもゆっくりと考えていく予定です。
わが家では、常に自分たちの気持ちを伝えることを何よりも大切にしています。
「どうしたいか?」「何をしたいのか?」
たとえ、どんなに年齢が小さくとも、彼らの伝えようとしていることには、耳を傾け聞くことを心がけています。
それは、長女が小さいころから変わらないことです。
子育てを通し、いつも私自身が日々成長をさせてもらっているな~とつくづく感じています。
大人の常識だと思っていること自体が実はそんなにたいしたことではないのかも知れませんね。
“学校”も”教育”も、もっとどんどん自由に、型にハマらないものが広がっていってほしいな~と思います。
そうしたらもっと、子供たちの居場所が増えるし、安心する子供たちも親もいるのではないかな~。
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